女性向けシチュエーションCD「ファム・ファタールVol.1 覚醒」のレビュー記事です。
主人公を魔性の女「ファム・ファタール」に変えたい心理学教授と、主人公が密かに想いを寄せている同級生のお話。
3人の恋模様を描く本作を感想を踏まえて紹介していきます。
購入に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください!
※感想はネタバレを含みます。
ファム・ファタールVol.1 覚醒の作品概要
- タイトル:「ファム・ファタールVol.1 覚醒」
- 発売日:2019年2月1日
- 価格:(通常版)\2,530 (特典付き)\2,860
- 声優:土門熱・宝殿亭ガツ芯
主人公は、同じ大学に通う同級生の加持透(かじとおる)に想いを寄せているが、勇気がなく近づくことができないでいた。
そんな彼女に仕事を手伝っている心理学の澤田教授は、「実験に協力してくれないか」と申し出る。
「加持くんを振り向かせたいだろう?」
その言葉をきっかけに主人公は、澤田教授の実験に協力することになる。
それは、彼女を「ファム・ファタール(魔性の女)」に変化させるための実験で……。
商品ページはコチラ→ファム・ファタール Vol.1 覚醒
「ファム・ファタールVol.1 覚醒」 感想
感想①:主人公が「ファム・ファタール」に変化するという特殊な内容が面白い!
主人公が同級生の加持透を振り向かせたいという思いだけで、澤田教授の「実験」に協力する展開が特殊で、面白いと思いました。
でも、即決ではなく少し悩む態度を取る主人公が描写されるので、「軽い女」だとは感じさせません。
澤田教授が心理学の視点から「きみを魔性の女にしてみたい」と言ったときは、「正気か!?」と思いましたね。
実験の過程は、とてもシンプルに流れて澤田教授のセリフで説明されます。
「男を狂わせる女」
どのようにして、主人公が変わっていくのかを一言で表すセリフ。
「自分に自信を持ち、想い人を振り向かせる」
それだけのために怪しい実験に協力してしまう流れが、衝撃的で面白味を感じました。
感想②:主人公に翻弄される加持透という男
加持透という男は、とにかく明るい性格で誰からも好かれそうな人間です。
主人公にも声をかけてカラオケに誘ってくれます。
第一印象は、優しいイメージで誰にでも気軽に話すことができる印象。
でも、物語が進むにつれて印象が少しだけ変わりました。
色仕掛けをしてきた主人公のことを純粋な気持ちで好きというわけではなさそう。
というのも、澤田教授のセリフで「彼女が変わらなければ君は彼女を選んだかな」というものがあり、そこで彼は戸惑っていました。
「いや、えっと…」
これを聞いて、彼は純粋に主人公のことが好きなのではなく、彼女が「ファム・ファタール」に変化したことで興味を示したというわけです。
ファム・ファタールになるために、主人公はいろんな男と関係を持ちます。
恋仲になってからは、独占欲が出てきて彼女の言動に翻弄されていく様子がリアルに伝わってきて面白いです。
感想③:自身もファム・ファタールに魅了されてしまう澤田教授
主人公を「ファム・ファタール」にするために実験を施した澤田教授。
第一印象は、探求心のある人。
心理学という分野で試したいことがあれば、躊躇いなく試す性格なのだと思いました。
実際に主人公に実験の協力をお願いしたその日に、関係を持っています。
最初は、実験対象だったのが主人公が完璧な「ファム・ファタール」になったことによって、教授自身が魅了されはじめます。
(あれ?教授も彼女に翻弄され始めてる?)
と感じる場面がありました。
研究対象として主人公は適役で、「覚醒」した瞬間の教授の高揚感と満足感がセリフから伝わってくるので、ゾクッとします。
独占欲はあるものの、大人なので加持くんほどの欲はありません。
大人の余裕があるところも教授の魅力だと思います。
感想④:魔性の女は想像以上に恐ろしい存在だった
聴き始めは、「想い人を振り向かせる」という目的だけを頭に入れて聴いていました。
でも、主人公が「ファム・ファタール」に変化した瞬間に魔性の女の恐ろしさを感じました。
加持くんと恋仲になっても、澤田教授の指南でこれまでの男性とも関係を持ち続けます。
そして、独占欲が爆発した加持くんに拘束され、恐怖を覚えながらも加持くんとだけでなく、澤田教授との関係も続けたいと願います。
2人の心は、主人公の意のままになっていました。
自分から求めれば、彼らは躊躇いなく与えてくれる。
そんな関係を彼女が望んでいなかったとしても、翻弄され自分の元へ堕ちてくる様子を見て、優越感覚えたのだと思います。
自分に自信がなかったときの彼女はもうおらず、これからはただひたすらに2人を魅了していくだけ。
「ファム・ファタール」という言葉は、「宿命の女」と言われていています。
「自分に恋心を寄せた男を破滅させる」のだそうですよ。
言葉の意味を調べてみると、「魔性の女」の恐ろしさを改めて感じました。
まとめ
「ファム・ファタールVol.1 覚醒」についてレビューしてきました。
テーマがとても面白く、聴いていて引き込まれる世界観でした。
三角関係を描くとモヤっとすることがあるのですが、この作品ではそれを感じずに聞き終えることができました。
また、宝殿亭ガツ芯さんの作品を初めて聴いたのですが、声がとても良くて聞き惚れました!
教授という役柄がとても合っています。
特典と併せて聴くと、より一層楽しめるのでおすすめですよ!
それでは、今回はこの辺で。


コメント